皆さんは、質屋というとどのようなイメージをお持ちでしょうか？

「お店に入りにくそう」、「システムが複雑で難しそう」、「ふるくさい感じ」、「不安なイメージ」など、ネガティブなイメージを持っていらっしゃる方も多いと思います。

しかし、最近では女性や初めての方が入りやすい様に工夫しているお店も多くあり、実際にそのようなお客様も多くご来店していただいております。

何より質屋は、誰でも気軽に使えて、すごく便利なシステムですので、皆さんが安心して質屋をご利用いただけるようにご説明して参ります。

質屋とは、基本的にはお客様が質屋に商品を預けて、
その商品の価値の範囲内でお金を借りることができるシステムです。

ただ、実際に利用したことのない人には想像することが難しいかもしれません。
ここではまず、商品を預かるシステムからご説明致します。

「質預かり」とは、お客様から大切な商品をお預かりし、その商品を担保にしてお金をお貸しすることを言います。

お客様からすると、自分の持っているものを預けるだけでお金を借りられるので、安心で便利です。

お客様からお預かりした商品は担保として、お店で保管しています。
管理の行き届いた質蔵や金庫にて大切に保管しておりますので、心配はいりません。

お客様はもちろん、私たちにとっても大切な商品ですので、どこの質屋も管理や防犯には細心の注意を払い、厳重に保管しています。

はじめてのお取引の場合は犯罪防止のためにも、必ず本人確認が質屋営業法という法律で定められており、必要となります。

お客様ご本人の公的機関発行の身分証明書 （運転免許証・ 各種保険証・パスポート等）、印鑑（認印）を持参して、ご来店ください。

基本的には、個人的な信用調査や審査が必要ないので、あとは預かってもらう商品を持ち込むだけで、誰でも気軽にご利用いただけます。

まずは、お客様が店頭へお持ちになった商品の価値を査定します。
お貸しすることができる金額をお伝えし、提示された金額に、お客様本人、
お店が共に合意すれば、その査定額以内のお金を借りることができます。
この時に、お客様の希望額と査定額の折り合いがつかない場合は、
そのままお持ち帰りになっていただいても結構です。

次に、初めてのお取引でお金をお貸しする場合には、「質取引票」と言う、
簡単な質取引の契約書に記入していただきます。
記入していただく内容は、氏名、住所、生年月日、職業・勤務先、電話番号といった、ごく簡単な内容です。
その際に、上記の公的書類をご提示いただき、ご本人様の確認をさせていただきます。

次に、その取引のたびに、個別の質契約となる「質札」と呼ばれている契約書をお渡しします。
この質札はお預かり品の詳細や個人情報といった、大切な情報が記載されている物ですので、
紛失することがないように必ず大事に保管してください。
また、質料(利子)のお支払い時、保管期限の終了時や延長時にもこの質札が必要となりますので、
ご来店の際には必ず持参してください。